超音波(エコー)検査とは
超音波(エコー)検査とは高周波の超音波を発する機械を使って病気の有無や心臓・血管の機能を調べる検査です。検査する部位にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる機械を体表面に当てながら検査を行います。リアルタイムで対象部位の観察が出来でき、痛みや被ばくなどの危険もありません。部位にもよりますが、15~20分程度で効率的に検査することができます。
このような症状でお悩みの方に超音波(エコー)検査を
おすすめします
下記の症状や体調の変化を、「自然に治まるだろう」「いつものことだから」と放置しておくのは危険です。これらは心臓病、脳血管病やがんなど重大な病気の兆候かもしれません。当院で検査を受けて、ご自身の体の状態を確認しましょう。
- 心電図検査で精密検査を勧められた
- 胸部レントゲンで心臓が大きいと言われた
- 心雑音を指摘された
- 胸痛や息切れ、動悸がある
- むくみがある
- 高血圧・脂質異常・高血糖を指摘された
- 肝機能や腎機能に異常があると言われた
- 食後に腹痛がある
- 急にお腹が出てきた、お腹が張る
- 血尿が出る、背中が痛む
- 意識を突然失ったことがある、めまいがする
- 首周りが腫れている・しこりがある
- 発汗、食欲低下、体重減少、イライラ感などの症状がある
- 体重増加、寒がり、無気力などの症状がある
超音波(エコー)検査で
分かること
腹部エコー
肝臓
脂肪肝、肝硬変、肝臓の腫瘍、肝臓の嚢(のう)胞 など
胆嚢
胆石症、胆嚢ポリープ、胆嚢の腫瘍、胆嚢の炎症 など
膵臓
膵臓の炎症、膵臓の腫瘍、膵臓の嚢(のう)胞 など
腎臓
腎臓結石、水腎症、腎臓の腫瘍、腎臓の嚢(のう)胞 など
心エコー
- 心臓の機能
- 心臓の壁の動き
- 心臓の大きさ
- 心臓の壁の厚さ
- 心臓の弁の状態 など
頸動脈エコー
- 動脈硬化の進行度
- 頸動脈の狭窄の有無
甲状腺エコー
- 甲状腺の腫瘍
- 甲状腺の大きさ
- 甲状腺の性状
超音波(エコー)検査の
種類と注意点
心エコー検査
身体の表面からエコーのプローベを当てて、心臓の機能や大きさ、心臓肥大の有無や血液が逆流していないかどうかなどを調べる検査です。
胸部を出していただき、左側を下にして横向きに寝た状態で検査します。
心エコー検査では息を吐いた時に超音波画像が見えやすくなるので、検査者の指示に合わせて呼吸の調整をお願いします。
検査時の注意点
胸部を出しやすい服装でご来院ください。
ご希望の方には検査用ガウンを用意しております。
食事制限は必要ありません。
頸動脈エコー検査
動脈硬化の進み具合や程度、さらに頸動脈が狭くなったり、詰まっていないかを調べます。
検査時の注意点
首の周辺にプローベを当てて検査しますので、首元までしっかり出せる服装でご来院ください。
アクセサリーは外していただくようお願いいたします。
甲状腺エコー検査
甲状腺の大きさや性状、また甲状腺に何かできていないかを調べます。
検査時の注意点
首を出しやすい服装でご来院ください。
腹部エコー検査
肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓などの腹部臓器について、大きさや形状、腫瘍や結石、炎症の有無などを調べます。
検査前の食事について
午前の検査の場合は、前日の夕食は午後10時までに済ませていただき、当日は朝食を抜いてお越しください。
午後の検査の場合は、当日の朝食までは普段通りにお摂りいただき、検査の6時間前からのお食事はお控えください。
いずれの時間の検査でも、お水とお茶はお飲みいただけます。砂糖やミルクが入った飲み物はお控えください。
検査前の内服薬について
前日までは通常通りに内服して下さい。当日の内服薬については、主治医の指示に従って下さい。
腹部エコー検査前に食事してしまった場合
スタッフに食事をした時間と内容を正確にお伝えください。 その後の対応についてご説明いたします。
超音波(エコー)検査の流れ
1検査部位の確認
ベッドに横になります。検査をする部位によって体勢が異なりますので、検査者の指示に従うようにお願いいたします。
2ゼリーをつける
超音波がよく通りきれいな画像を映し出すために、検査する部位にゼリーをつけます。
3検査開始
超音波の送受信を行うプローブと呼ばれる機械を検査する部位に当て、モニターに画像を映し出して検査します。
検査費用
部位 | 費用(3割負担の場合) |
---|---|
胸腹部 | 1,590円~2,040円 |
心臓 | 2,640円 |
その他 | 1,050円~1,800円 |