心不全とは
人の身体がきちんと働くには、各臓器に十分な酸素と栄養が行きわたる必要があります。この酸素と栄養を運ぶのが血液で、その血液を循環させるポンプの働きをするのが心臓です。
さまざまな原因で心臓のポンプ機能が低下すると、全身の臓器に十分な血液を送り届けることができなくなり、種々な障害が生じます。この状態を心不全といいます。
心臓の働きのどの部分がどの程度低下しているか、その低下が急速に起こったのか、徐々に起こったのかにより心不全の種類はさまざまであり、また心不全の原因もいろいろあります。
心不全の状態を放っておくと、心臓の機能低下はどんどんと進行し、生命をおびやかすこともあります。このため、早期に的確に診断して治療を始めることが重要です。
